ニカラグアコーヒーの特徴

店頭でニカラグアコーヒーを提供していると、「ニカラグアってどこにあるの?」や「ニカラグアって野球やボクシングで有名だよね。」といった声を耳にします。今回はそんなニカラグアのコーヒーについてお伝えしていきます。

 

[目次]

  1. ニカラグアってどんな国?
  2. ニカラグアコーヒーの生産地域と銘柄
  3. ニカラグアコーヒーの特徴
  4. ニカラグアコーヒーのおすすめ焙煎や飲み方

1,ニカラグアってどんな国?

ニカラグアの国土や特徴

ニカラグア共和国は中米の中央に位置する国で、ホンジュラスやコスタリカに挟まれています。共にコーヒーの生産国として有名ですね。国土面積はおよそ13万平方キロメートルで、日本の1/3程の広さの国で中米諸国でNo.1の広さと共に中米最大の湖であるニカラグア湖を有します。また、国の中心部には火山を伴う山岳地帯が広がり、ニカラグアコーヒーは主にこの山々で育てられています。

ニカラグアの気候

ニカラグアの気候は熱帯気候に属しており、西海岸は雨季と乾季がある高温多湿な気候となっています。それに対し、東海岸には乾季のない熱帯雨林気候のため国の東西で気候が異なる地域となっています。中央部の山岳地帯は比較的過ごしやすく安定した気候の為、コーヒーの栽培に適しています。

2,ニカラグアコーヒーの生産地域と銘柄

ニカラグアコーヒーの生産地域は主にマタガルパ、ヒノテガ、ヌエバ・セゴビアで作られています。近年ではヌエバ・セゴビア産のニカラグアコーヒーが国際品評会で高い評価を得ています。BUCKLE COFFEEでもヌエバセゴビアのモソンテ地区にあるエンバシー農園や品評会で受賞したラ・ピコナ農園のニカラグアスペシャルティコーヒー を採用した年もありました。個人的には、ニカラグアのエンバシー農園オーナー/セルヒオ氏が発酵槽にクーラーを導入し、発酵速度等を徹底的にコントロールし作り上げた、エンバシー ナチュラル(2017年収穫)は世界的にもトップレベルの甘みを感じられるコーヒーと感じています。

3,ニカラグアコーヒーの特徴

ニカラグアコーヒーの生産量は年間およそ8万トンを超えるほどの国の主要産業のひとつとなっています。育てられているのは、アラビカ種で栽培品種は農園により様々な品種が使われています。BUCKLE COFFEEでもマラカトゥーラ(マラゴジッペ×カトゥーラ)やカトゥアイといった品種のスペシャルティコーヒー を入れたりしています。また、一般的なニカラグアコーヒーは標高別に4段階のグレード分けによって分類されます。その為、より高い標高で収穫されたコーヒーの方がランクが高くなります。
※スペシャルティコーヒーは全く別の評価基準(味等)をもとに選定されています。

一般的なニカラグアコーヒーの等級
1, SHG(ストリクトリー・ハイ・グロウン)/標高1,500m~2,000m
2, HG(ハイ・グロウン)/標高1,300m~1,500m
3, MG(ミディアム・グロウン)/標高1,000m~1,300m
4,LG(ロー・グロウン)/標高500m~1,000m

また、国ごとに一番の品質のコーヒーを決めるCOE(Cup Of Excellence)という品質審査制度のもとアメリカのNPO主催で品評会が毎年生産国で行われていますが近年ニカラグアは自国主催で品評会を行う傾向にあります。

4,ニカラグアコーヒーのおすすめ焙煎や飲み方

ニカラグアコーヒーを飲む際に精製方法をチェックしてみてください。「ナチュラル」や「パルプドナチュラル」といった精製方法を採用しているコーヒー豆は、中浅煎りから中煎り程度の焙煎度合いで仕上げると、非常に強いフルーティなキャラクターに仕上がりやすいです。ベリーや柑橘系の仕上がりのものが比較的多い印象です。中深煎りくらいに仕上げると淹れたての熱いうちは苦味がたち、冷めてくるとほんのりとフルーティな酸が顔を出してきます。

 

ニカラグアコーヒーについていかがでしたでしょうか?
毎年取り扱っている印象からニカラグアコーヒーは年によって良し悪しが大きく分かれる印象を特に強く持っています。当たり年のニカラグアでベストな銘柄を見つけられた時は本当に忘れられない美味しい味を感じられます。2018年はとても良い印象の年だったのでこれからも最高のニカラグアコーヒーを探し続けていきます。

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