グアテマラコーヒーの特徴

グアテマラコーヒーをご存知でしょうか。最近では日本での知名度もそこそこ高く、世界的には甘い香りと力強いコクから高い人気を誇るコーヒーです。実は日本でもブレンドによく使われていたりと活躍しています。今回はそんなグアテマラコーヒーについてみていきましょう。

[目次]

  1. グアテマラコーヒー産地について
  2. グアテマラコーヒー栽培の歴史
  3. グアテマラコーヒーの栽培環境
  4. グアテマラのコーヒー豆の特徴まとめ

1,グアテマラコーヒー産地について

グアテマラの正式名称は「グアテマラ共和国」です。人口はおよそ1,400万人を有し国土面積は108,090平方キロメートルほどです。位置は中央アメリカの北部に位置し、国土の北東カリブ海、南は太平洋に面しています。

1821年にスペインより独立した為、公用語はスペイン語です。同地ではマヤ文明が栄え、現在でも国民の半数以上はマヤ系先住民族です。国土の北部んは低地でジャングルやサバンナが多く、南部は火山も有する山岳地帯が広がり国土の70%を占めています。ここ最近(2018年6月現在)、火山が噴火したフエゴ山はグアテマラ南部にあたりエスクィントラ県とサカテペケス県の県境にまたがる活火山です。このフエゴ山があるサカテペケス県にはアンティグアという高品質なグアテマラコーヒーが作られる産地があります。BUCKLE COFFEEでも以前に同地のグアテマラ スペシャルティコーヒー を仕入れており人気の銘柄となっておりました。

2,グアテマラコーヒー栽培の歴史

グアテマラコーヒーは1750年代に修道士によりコーヒーが持ち込まれたと言われております。その後、1850年頃から広く普及していきました。広まるきっかけは2つあり、まず輸出産業として重要視されていた天然染料が化学染料に押され打撃を受けました。そして、近隣のコスタリカがコーヒーによって経済を発展させている状況を見てグアテマラコーヒー産業が広まるようになりました。

また、1969年にグアテマラ国立コーヒー生産者協会(ANACAFE)が立ち上げられ、生産者の指導や研究、世界に向けての販売やマーケティングを行うなど国をあげてグアテマラコーヒーを盛り上げています。

3,グアテマラコーヒーの栽培環境

グアテマラのコーヒー産地では、適度な降雨量と豊かな火山灰土壌、日照時間に恵まれ寒暖差の大きい山岳地帯の山の斜面や高原地帯での栽培が盛んです。大小さまざまな農園が存在しますが、そのほとんどがシェードツリー(コーヒーの木を直射日光から守る為の背の高い木)を採用しています。時間をかけて日陰で栽培を行い、精製は水洗式が多かったのですが最近ではパルプドナチュラルも増えてきています。

グアテマラ国立コーヒー生産者協会の定める8つの産地の中でも「アンティグア」はコーヒーの栽培に適した自然条件が揃い、歴史もあることから最高品質グアテマラコーヒーの代名詞とも言われています。

年間の生産量はおよそ24万トンで世界9位(2016年)です。

4,グアテマラコーヒーの特徴まとめ

グアテマラコーヒーは甘い香りほんのりとした酸味が残りバランスのいいコーヒーといった特徴があります。中深煎りの焙煎度合いにしてブレンドコーヒーのベースにも合ってくるでしょう。ただし、栽培している地域や農園、精製方法によって全く違った表情も出すので一概に表現することが難しいコーヒーでもあります。

グアテマラでは標高に合わせ、下記の8等級でランク分けを行われています。※下記の等級分けではSHBが最上級です

グアテマラコーヒーの等級
1, SHB (Strictry Hard Bean) 標高1600m~1700m
2, FHB (Fancy Hard Bean) 標高1500m~1600m
3, HB (Hard Bean) 標高1350m~1500m
4, SH (Semi Hard Bean) 標高1200m~1350m
5, EPW (Extra Prime Washed) 標高1000m~1200m
6, PW (Prime Washed) 標高850m~1000m
7, EGW (Extra Good Washed) 標高700m~850m
8, GW (Good Washed) 標高 ~700m

ただし、スペシャルティコーヒー は農園や銘柄ごとに10項目の味や香り等を点数付けを行い評価をしている為、上記の等級分けのように標高が高いから点数が良いと言うわけではありません。標高が1200mくらいでも飛び抜けて美味しいコーヒーが出てきたりします。

グアテマラコーヒーは、昔からスペシャルティコーヒー市場を牽引する一国であり、各農園の特徴もしっかり出ております。グアテマラコーヒー豆の輸出先はアメリカ・カナダ・日本といった順番になっており、グアテマラコーヒーを日本で楽しむ機会がどんどん出てきそうですね。

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